もう一つのシール

 
うさとの服の、表正面に、
不思議なマークの書かれた、白いシールが貼られていることは、
すでに、話題にしました

(過去記事「 「久」「△」「b」? 」)。

そして、それらが、
「服のサイズ」を 示していることを、
お伝えしました。
 
 
さて、
シールと言えば、

うさとの服には、
実は、もう一つ、
シールが付けられていることを、ご存知ですか?

こんなやつですね。
 

 
上のほうは、
僕の「 ヘンプのリバーシブルコート 」に付いていたもので、

こちらは、
シールが 貼られた上から、
さらに 縫い付けられて、留められています。

そして、下のものは、
機械織りの セットアップに、付いていたシールです。
 
 
さて、
この、内側につけられたシールの存在は、

うさとの服を お持ちだったり、
試着をされたことが おありならば、

その存在は、
ご存知かと思いますが、

では、
あれは、何を意味しているのか、
は、ご存知ですか?
 
 
実は、あれ、
「縫製した人」を、表しているそうです

(と同時に、
 表と同様、サイズも書かれていますね)。

書かれている 記号は、
イニシャルだったり、
サインだったり、
するんですかね?

そこのところは、
僕は、よく分からないのですが、

ともかく、
「誰が縫製を行ったか」が、
あれで、分かるのだそうです。
 
 
このサイトの、トップページ にも、
書いているのですが、

うさとでは、
縫製を、

タイ・チェンマイの工場に委託して、
行ってもらっているのですが、

そこでは、
いわゆる「分業制」を採らずに、

一着の服を、一人の人に、
最初から最後まで、縫製していただいています。

また、
ノルマや、期限などを、一切設けず、
縫い手のみなさんの 自主性を尊重しています。

それは、
縫い手の みなさんを、

「工程の一部」として 認識するのではなく、
「アーティスト」さんとして、認識しているからだそうです。
 
 
なので、
あのシールは、

縫い手の方にとっては、
 「『自分の作品』に、サインをしている」
そんな感じなのかもしれませんね。
 
 
こんなところにも、
 「うさと らしさ」
 「うさとの、服に対する、人に対する、想い」
を、
感じさせられます。


.

行ってきました、Februarian FESTA 2 「うさと座公演 & Februarian FESTA」

 
そもそも、
妻の ゆうこさんが、
「2月生まれだから」、と、

うさぶろうさんに 教えていただき、
招待されていた、今回のイベント
(過去記事「 Februarian FESTA 2018 うさと座公演&あじわい市 」)。

ところが、
前述のとおり
(過去記事「 行ってきました、Februarian FESTA 1 「あじわい市&衣装販売会」 」)、

よりによって、数日前からの インフルエンザで、
参加できなかった、ゆうこさん。

その代わりに、
急遽、僕が、

ゆうこさんが 予約していた、
「うさと座公演」と「Februarian FESTA」に、
参加してきました。
 
 
「うさと座公演」は、
KNOBさん、石坂亥士さん、魂宮時さん、BUNさん、茶喜利さんによる、
Liveパフォーマンス。

茶喜利さんと、うさぶろうさんの、祝詞(?)により、
開演。
 

 
 
その後、
うさぶろうさんが、いったん退場された後には、

出演者みなさんによる、
独奏と、協奏と、舞の、共演。
 
 
前回拝見した、9月の「うさと座Live」は、
地下の空間で、
しかも、照明を落とされた、暗い中での、Liveで
(過去記事「 うさと座Live 」)、

暗闇の中で、
スポットライトに照らされた部分が、より一層、眩(まばゆ)く、

「音」も、
見えないところから発せられ、
それゆえに、より一層、強く激しく感じられ、

とてもパワフルな公演に感じられました。
 
 
対して、今回は、

最上階での、
しかも、白い空間で、
しかも、明るく、

そんな中での、
演奏・舞は、

もちろんながら、
強さと迫力を 感じるのですが、

しかし、どこか、
静寂と落ち着きも、常に、同居しているような、
そんな印象が、表面的には、感じられました。

しかし、やはり、
そんな中に、響き、沁み渡るのは、

演者のみなさんの、
芯にある「強さ」のようなもの。

前回とは、
また、一味違う印象に、

それゆえに、新鮮に、鮮烈に、
一部始終を、堪能できました。
 

 
 
続いて、
夜には、

旧暦の新年と、
そして、二月生まれの方々を祝う、
「Februarian FESTA」。

KNOBさん、石坂亥士さん、魂宮時さんが、
2月生まれということから、
この企画がスタートし、

それが、いつの間にか、規模が大きくなり、
このような催しになった、とか。

同じく、二月生まれの、ゆうこさんが、
出席できれば、一番良かったのですが、

でも、こんな流れになった以上、
僕も、堂々と参加させてもらって、
たっぷりと、楽しませてもらっちゃいます!
 
 
会場に入って、
まず、目を奪われたのは、

こんな、美味しそうな、
料理の、数々!
 

 
 
お料理びと nakamIe さんによる、
マクロビ料理。

特に、
「玄米を美味しく食べること」を、一番に、
「季節のもの」「そのときに、畑にあるもの」を使われているとか。

今回は、
「巻き寿司」と「おいなりさん」を、
たくさん、作ってくださいました。

巻き寿司の上にのせられた、
旬の、菜の花の味が、
僕は、一番、印象的でした!
 
 
しかも、
今回の、おいなりさん。

おあげは、
表参道の、お豆腐屋さんで、
80歳を超えるおばあさんが、
朝(というか、夜中の)2時から、作っていらっしゃるもので、

しかも、この、
おいなりさん用の、空気の入った おあげは、
いまや、作れる人が、とても少ないのだとか …

そんな貴重なものを、
たっぷりと提供していただき、

すべて、こころゆくまで、堪能させていただきました。
 
 
また、
料理に添えられていた、「祝い酒」は、
剣菱さんの、樽酒。
 

 
しかも、升には、
うさとのマークが、焼き印されていました!
 

 

しかも、しかも、
その升は、

みなさんに、
お土産として、配られたんですよ!!

お昼も食べずに、
お衣装を、見ていて、
空きっ腹だった、僕には、

うさとの升から、
流れ入る 剣菱が、

身体に、
つづいて 頭に、
最後には、ハートに、
沁み込んで来ました。
 
 
さて、会は、

趣旨どおりに、
二月生まれの方々をお祝いする、パフォーマンス、あり、
 

 

酒の入った、うさと座のみなさん ^^ による、
先ほどとは、雰囲気の、すこし違ったパフォーマンス、あり、
 

 

また、
いつもながらに、太っ腹で、おもてなし心あふれる、
うさぶろうさんや、出演者のみなさんによる、
大プレゼント大会、あり、
 

 

で、

終始、大盛り上がり。

終始、たっぷりと、楽しませていただきました!
 
 
そして、
お開きの、後。

前回と同じように、
KNOBさんに、ご挨拶をしていると
(過去記事「 うさと座Live 」)、

なぜか、
自然な流れから、

出演者のみなさんと一緒に、
写真を撮ってもらえちゃいました〜 ^^ 。
 


「ちゃっかり紛れ込んだ」感、満載ですね!

 

この写真を見ると、
横にいらっしゃる、うさぶろうさん、
すこし、呆れていらっしゃいますね ^^ 。

なんか、それくらい、
みなさんが、羽目を外して、

こころから、
とっても、楽しんでいらっしゃいました。
 
 
そんな、純粋な、楽しい雰囲気に、
僕も、素直に、楽しませてもらっちゃいました ^^ 。

最後には、意識せずとも、意図せずとも、
素晴らしく、弾けられて、

真冬の寒さとは、無縁に過ごせた、
素晴らしい、旧暦元旦を送れました。
 
 
関係各位の みなさま、
ありがとうございました!


.

行ってきました、Februarian FESTA 1 「あじわい市&衣装販売会」

 
このブログでも、ご案内していました、
” Februarian FESTA 2018 うさと座公演&あじわい市 “。

昨日、開催され、
僕も、行ってきました〜!

楽しかったぁ ^^v
 
 
こういう日は、
何で、
朝早くに、スッキリと、目覚められるんでしょうか?

普段は、いつも、
布団の中で、ダラダラしているのに … ^^;

そんな、
子どもにとっての「遠足」みたいに、
ずいぶんと前から、
心待ちにしていた、この日。

電車にも、予定どおりに乗れて、
電車も、時刻表どおりに運行されて、

きっちりと、開始時刻の、11時ちょうどに、
会場につきました。

僕が着いたときには、
エレベーター前には、誰もいませんでしたが、

開場前から、待っておられた方もいたようで、
会場に入ったときには、
もう、ずいぶんとたくさんの方々が、いらしていました。
 
 
11時に始まったのは、
うさとジャパン主催の、
「あじわい市」「衣装販売会」。

うさとジャパン主催ということで、
いつもお世話になっている、なじみの、
スタッフ3名が、
京都から、いらしていました。

1月の、僕らの主催うさと展のことなどを、お話しできて、
とても良い機会となり、
また、お会いできて、お話しできて、とても嬉しかったです。
 
 
加えて、今回は、
ストゥーディオ オムファロス 石川さんたちが、
販売担当として、会場にいらっしゃいました。

 「さすが!」
のディスプレイぶり、
お客さまへのアドバイスぶり、サポートぶりで、

近くで拝見しているだけで、とっても勉強になり、
そして、お客さまとのやり取りを聞いているだけで、
とっても楽しかったです。
 


いっぱい売れてしまった後の写真で、すみません

 
 
また、いつもどおりに、
出仙美秋さん、

そして、
会場の、ATOM CS TOWER で、いつも うさと展をされている、
栗原さん、

それから、
福岡から、西さんも、いらしていて、

同じコーディネーターの方々とも、
たくさんお話ができて、とても楽しかったです ^^ 。
 
 
さて、

日焼けやシミ、ほつれなどがある商品が、
手頃な価格で販売された、
「あじわい市」。

見た目には、どこに、どんな問題があるのか、分からないものも多く、
ほとんど、ちゃんとした、うさとクウォリティの、商品たちが、
なんと、半額!で、売られていて、

いらしていたお客さまがたに、
大好評で、大盛況でした。
 
 
また、「衣装販売会」では、
ファッションショーやイベントで使用された衣装が、
販売されていました。

普段は、間近に見る機会も無いような、
素晴らしい『作品』『祈りの道具』のような、
衣装たち。

それらが、「購入可能」になっていること、そのものが、
はっきりいって、衝撃だったのですが、

それらが、
「使ったものだから」という理由で、
格安で、販売されていました!!
 
 
そもそも、「衣装」です。

凄まじく素晴らしい、
そのためだけに作られた、一点ものの、芸術作品たちです。

しかも、いろいろなイベントで、
みなさんを魅了するため、
あるいは、みなさんの平和・平穏を祈るために、

想いを込めて、手間をかけて、作られ、
そして想い・祈りとともに使われてきた、
逸品たちです。

それらが、
付加価値を付けられて、高値で売られていても、
おかしくないのに、

それどころか、反対に、
しかも、大幅に、格安で売られていて、
衝撃を受けました。
 
 
僕は、
それら作品から、離れることができず、
すべてに触れてみたくて、
可能な限り、試着してみたくて、

結局、
11時過ぎから、16時まで、
5時間、
ずっと、その場に居ました。

それら「衣装」を、
ずっと眺め、ずっと試着し続けました。
 
 
うさと展では、いつも、
頭から蒸気が上がるほど、
購入商品を選ぶのに、苦労するのですが ^^; 、

今回、僕のところに来てくださる「衣装」さんたちを決めるのは、
さほど、難しくありませんでした。

まず、時間がたっぷりとれましたので、
じっくりと、候補一つひとつに、向き合うことができました。

また、一点ものの衣装だったため、
そもそも、自分に合うサイズのものなどが、
限られていました。

その他、
ものとしても最高だし、
サイズもピッタリだけど、

でも、どう考えても、
着る機会が無いので(それこそ、ショー&イベント用)、
「購入対象」には、ならないもの、

というか、
僕じゃぁ、着させてもらったら、いけないもの、など。


でも、試着させてもらったときの自慢写真、見てください! ^^;

 
 
そんなことで、
でも、数点ほど、
凄まじく素晴らしい衣装さんたちに、
わが家に来ていただくことができました。
 
 
今回、来ていただくことができた、
衣装さんたちの中でも、
特に、お気に入りで、特に素敵に思っているもの、

帰りに、石川さんたちにも、
 「それが手に入れられたなんて、よかったね!」
 「自分たちの展示会で着たら、ダメだよ。
  もう、手に入らないものだから」
などと、言っていただけたのが、
これ!
 

 

機械織りのシルクを、
なんと、山形の「紅花」で染めた、
深紅の、ジャケット。

もう、
美し〜〜〜ぃ
 
 
これを、今回、
妻の ゆうこさん のために、
買わせていただき、

ゆうこさんの 誕生日プレゼントとして、
おみやげにしました …
 
 
そう、
そもそも、
今回のイベント。

ゆうこさんが、
2月生まれだから、と、

うさぶろうさんに 教えていただき、
招待されていたのに
(過去記事「 Februarian FESTA 2018 うさと座公演&あじわい市 」)、

ゆうこさん、
来られなかったのです。

なんと、
よりによって、数日前から、
インフルエンザ …
 
 
朝、家を経つときには、
気丈にも、僕を優しく見送ってくれました。

でも、
とっても残念に思っていることは、
火を見るよりも、明らかでした。

でもでも、
そんな ゆうこさんに、
最高の贈り物が、手に入りました!
 
 
ゆうこさんが、
うさと京都店に行った時、

そのタイミングで、
ちょうど、当時、商品としてあった、
紅花染めのうさと服が、入荷していて、

彼女は、
その「深紅」を、目にしていました。

その、見事さを、
何度か、口にしていました。

そのときには、
手に入れることができず、

結局、その後、
紅花染めのうさと服には、
出会う機会がありませんでした。

それに、
ものとして、最高なのはよく分かっても、
しかし、当然ながら、
お値段も、「最高」でした。

それが、今回、ふたたび、
このような形で、出会うことができ、
しかも、今回は、
先のような理由で、破格のお値段になっています …

ついに、そして、ありがたいことに、
私たちのところに、お越しいただくことができました。

いま見てみても、
夢のようです *^^*


.

服の日

 
昨日、2月9日は、
 「服の日」
でした。

「2(ふ)」「9(く)」の、
語呂合せから、
だそうです
(総務省統計局のサイトより)。
 
 
その他にも、
同じように、語呂合せから、

2月9日が、
 「河豚の日」
 「福の日」
 「風の日(風が『吹く』)」
 「肉の日(2(に)9(く))」
だったり、

あるいは、
11月29日が、
 「いい服の日」
だったり
(「11(いい)」「 29(ふく)」)、

さらには、
BOOKOFF(ブックオフ) さんでは、
毎月29日が、
「ブックの日」「服の日」だったり、

するみたいです ^^ 。
 
 
 「だから、何?」

と、思われた方もいらっしゃると、思いますが ^^; 、

このサイト・ブログは、
 「うさとの『服』」
についての、サイトなので、

この話題について、
触れさせてもらいました。
 
 
ところで。

私たちにとっては、
2月9日は、

妻の ゆうこさん の、
誕生日、です。

昨年の、2月9日までは、
私たち家族は、
ゆうこさんのことを、

 「肉の日生まれ」
 「河豚の日生まれ」
などと、
言ってきました。

特に、子どものころから、
肉の味が好きではなかった、
ゆうこさんなので、

 「ままは、どうして、『肉の日』生まれなんだろうね?」
などと、
冗談半分・揶揄(からか)い半分に、
話題にして来ました。
 
 
でも、今年・昨日からは、
 「ままは、『服の日』生まれだね!」
と、
みんなで、言っています ^^ 。
 
 
昨年夏から、準備が始まり、
今年から、ついに、うさと展をはじめた、
私たちにとって、

いまや、「服」は、
特別なものです。

そして、
そんな私たちにとって、

2月9日という日は、
また一つ、「特別さ」を加味した日になりました。

と、同時に、
私たちが、
そもそも「服」に縁があった、ということを、

すこし、誇らしく感じ、
すこし、自信のようなものも 感じています。
 
 
そして、もう一つ。

私たち家族が、
ゆうこさんのことを、
 「『肉の日』生まれ」
などと、揶揄(やゆ)すると、

ゆうこさんは、
 「いいえ、『福の日』生まれです!」
と、
言ってきました。
 
 「服」と「福」
は、

音がいっしょ、なんですねぇ〜。

また、
 「衣食住」
と、
「衣」が、「食」「住」よりも前に来ていること、

古来より、
 「飲食衣服、これ大薬(たいやく)なり」
と、
「衣服」が、
健康において、重要なものとされてきたこと、

 「服薬」「内服」「外服」
などという言葉が、
現代においても、使われていること、など、

うさぶろうさんが、
著書「あいをよる おもいをつむぐ」で おっしゃっている内容も含め、

「服(衣)」は、
やはり、特別なものなんですね。

そのことを、再認識した、
今年の、2月9日でした。


.

Februarian FESTA 2018 うさと座公演&あじわい市

これまた、すべて、「又聞き」で、
詳しい状況のようなものを、知らないのですが、

はじめての 主催うさと展で、
さとううさぶろうさんが お越しくださった際、

その場にいらした みなさんと、
いろいろな会話を している中で、

うさぶろうさんが、

 「この中で、2月生まれの人は居ますか?」
と、
お聞きになられたようです。
 
 
 「はい、そうです!」
の、声に つづいて、

 「は〜い、私も ^^ 」
と、
妻は、答えたそうです、
2月生まれなので。

そうすると、
うさぶろうさん、

 「じゃあ、あなたたち、ご紹介しますね」

と、
このイベントのことを、教えてくださったそうです。
 
 
 
Februarian FESTA 2018 うさと座公演&あじわい市
 
 日 時  2018年2月16日(金) 11時 〜 20時30分
 会 場  ATOM CS TOWER
      東京都港区新橋4-31-5

 
 
 
3部構成の、このイベント。

出演者のお一人、石坂亥士さん によると、

 「旧暦の元旦は、
  昨年のイギリス公演で集結した『うさと座』のメンバーの中で、
  2月生まれがKNOBさん、魂宮時くん、俺の3人!ということで、
  みんなで集まってお祝いしましょー!!!

  という話が盛り上がり、話が膨らんで、
  共同祝賀イベント?という感じな開催となった次第。」

とのこと。

KNOBさん、石坂亥士さん、魂宮時さん の3人が、
2月生まれなんですね!

そして、「旧暦の元旦」である、2月16日(新月)に、
「2月生まれの人々を、お祝いしよう」という、
趣旨で開かれる、イベントなんですね ^^ 。
 
 
妻が、ご招待いただいたのは、
その中の、「第3部 Februarian FESTA」です。

 「旧暦の新年と 二月生まれの方々を祝う レセプション。
  お料理びと nakamIe による 彩り豊かなマクロビ料理で、
  楽しい語らいが 更に盛り上がること 間違いなしです。」

というの内容で、
参加費のほうは、なんと、

 「参加費 6,000円
   ※ 2月生まれの方は参加費無料」

とのことです!

2月生まれの 妻は、
これに、ご招待を受けました。
 
 
その他、
「第1部 御茶(ミサ)会」や、
「第2部 うさと座 公演」については、

どうぞ、リンク先のページをご覧になってくださいませ。
 
 
そして、
このイベントの、もう一つの目玉、
「あじわい市」!

内容は、な・なんと、

 ⭐︎あじわい市・・ 日焼けやシミ、ちょっとだけ生地が裂けていたりして、
         正規商品としては販売できませんが
         手直ししていただければ活かせる衣たち(あじわい品)を、
         普段よりもお手ごろに販売します☺︎
         
 ⭐︎衣装販売会・・ これまで、ファッションショーやイベントで使用した衣装の販売会。
         いつものうさとの衣とはまた違った、
         特別感の感じられる衣たちがいっぱいです☺︎

です ^o^/ !
 
 
「お手頃の『うさと』」や、
「特別の『うさと』」など、
普段では、手に入れる機会の無い『うさと服』を、
購入できるチャンスです!

うさと好きの僕としては、
絶対に、見逃せません!!
 
 
2月16日(金)。

うさと好きは、
「新橋に集合!」ですね ^^ 。


.

白のうさと服

今回の、はじめての「うさと展」では、

はじめの2日間、
来るお客さま、来るお客さま、
みなさまが、

口を揃えて、
 「白の服を探しているんだけど」
 「白が、好きです」
と、
おっしゃっていました。

こちらが、驚くほど、
「白いうさと服」をお求めの方が、
多数、いらっしゃいました。
 
そして、
今回の私たちの展示会に来てくれた、
素敵な、美しい、
白のワンピースなど が、

お客さまの元へ、
幸せそうに、旅立っていきました。

その、お手伝いができました。
 
 
そして、最終日。

うさぶろうさんが お見えの際に、
うさぶろうさんと ご一緒に、

私たちにとって、先輩で、
ベテランの、うさと展コーディネーターさんである、
出仙美秋さんが、いらしてくださいました。

出仙さんは、いま、
「『うさと展コーディネーター』のコーディネーター」的に、
「うさとジャパン」と「うさと展コーディネーター」の架け橋となって、

私たち、うさと展コーディネーターや、
うさとジャパン(のスタッフの方々)など、

日本で、「うさと」に関わる人々全体の、
サポート、コーディネート・調整などを、担ってらっしゃいます。

特に、
私たちのような、新規の「うさと展コーディネーター」は、

出仙さんが、直接、手助けをしてくださって、
うさと展開催に向けて、取り組んでいます。

私たちにとっては、
力強〜い、「味方」です ^^ 。
 
 
さて、その、出仙さん。

はじめての展示会を主催中である、
私たちを気遣って、

いらっしゃる間中、
出仙さんのほうから、
積極的に、私たちに、

いろいろと、
話しかけ、アドバイスしてくれたり、しました。

そんな中で、
先の、私たちが遭遇した、
「うさと『白』人気」についても、

自然と、話題になりました。

すると、
こんなことを、教えてくださいました。
 
 

タイに行ったときに、
農村で、布を 作っていらっしゃる おばあちゃんたちと、
話しをしたときに、こんなことを訊かれたの。
 
『日本では、どんな服が、人気なの?』って。
 
で、私、『白い服かなぁ』って、答えたら、
 
『白ねぇ。たいへんなのよねぇ』って。
 
白の布は、『粗が目立つ』から、
作るのが、たいへんなんだって。
 
織るときに、目がしっかりと絞まってないと、目立つし、
糸の出来の悪さがあると、それもすぐに分かるし、
また、織っている最中にも、糸を汚さないように、気を使うし …

 
 
僕は、これまで、
「草木染め(特に『藍染め』)」と「手織り」に、
うさとの服の、主たる魅力を感じていたので、

「織り」に関して言えば、
手が込んだものほど、好きでしたし、

「染め」に関して言えば、
濃いものほど、また多色なものほど、好きでした。

最近でこそ、
シンプルなものに魅力を感じ始めていますが、

それでも、
基本的には、
「濃い」「多色」「細かい織り」が、好きです。
 
 
なので、
「白のうさと服」については、

 「せっかくの『うさと』なのに、染めてないなんて、もったいない!」

と、思ってきました。

 「『白』=『染めていない』」
という認識で、

それゆえに、
ほとんど興味もないし、魅力も感じないし、
それゆえに、実際、
これまでに、購入したことがありません。

僕が有している、
唯一の「白のうさと服」は、

「楽衣」とよばれている、上下セットのパジャマの、
上着(シャツ)だけで、

それも、
パンツが、とても素敵で、
セットとしても、素敵に感じたから、
購入したもので、

上の、白のシャツについては、
「おまけ」的な感じで、
「セットだから」手元に来たものです。
 
 
でも、さきほど、
「最近は、シンプルなものに魅力を感じ始めている」って、言いましたが、

では、どうして、シンプルなうさと服も、好きになって来たか、
というと、

実は、
その、最大の理由は、
その、「白のシャツ」なんです。
 
 
このシャツ、
「楽衣(パジャマ)」なので、
ものすごく、着ています。

僕は、
楽衣を、2セット、持っていて、

それを、
1日交代で、交互に、着ています。

なので、
2日に1回は、着ていて、

それを、この4年以上、
繰り返しているので、

トータルでは、
かなりの回数になっているはずですし
(単純計算で700回以上、実際は1,000回以上?)、

着ている回数では、
僕が持っている うさと服の中で、
間違いなく、ナンバー1です。
 
 
で、このシャツ、
今、もう、とにかく、
 「着心地がいい!」

これだけの回数、着ていますから、
すご〜く、柔らかくなりました。

柔らか〜く、てれ〜となっていて、

それゆえに、
着ると、身体を滑らかに覆ってくれて、

でも、まだ、痛んだところも無く、
しっかりとして、

とにかく、
着ていると、心地いいのです!

この「着心地のよさ」から、
「白」の魅力に気づき、

そこから、「シンプルなもののよさ」にも、
気づかされて来ている感じなのです。
 
 
「白」なので、
もちろん、汚れは目立ちますが、

でも、「白」なので、
せっけんを使って洗えるので

(僕は、この「白のシャツ」と「機械織り」は、
 無添加の固形石鹸で、手で洗っています。
 その他の染めのあるものは、水で手洗いしています)、

せっけんで、ガシガシ、洗えば、
スッキリ、綺麗になります
(もう、4年ものなので、「ある程度までは」ですが ^^; )。
 
 
そして、
この服は、素材が、綿100%ということもあって、
とにかく、柔らか〜いのですが、

でも、それ、
やはり、「『白』だから」でも、あるんですね。

「染め」が入ると、
その分、「強く」なります。

なので、
一般的には、「染め」のものの方が、
硬めになります
(もちろん、そのぶん、「強く、丈夫」です)。

「白」は、「染め」が無い分、
そのおかげで、柔らかいです。
 
 
「カシミアのセーター」なんかでも、
「色が薄いものほど、柔らかい」って、言いますよね。

実際、「白のカシミア」と、「色の濃いカシミア」では、
同じラインナップのものでも、
柔らかさに、かなりの違いがありますよね。

「白」の柔らかさ、着心地の良さは、
やはり、特別なんですね。
 
 
そして、
今回、教えていただいて、分かったこと。

加えて、「白のうさと服」は、
作り手の『想い』が、
また、特別なんですね。

注意の仕方、
心の込めかた、
『想い』が、

「白」は、
特別なんですねぇ。
 
 
「白のうさと服」を求め、
好んで着ている方々は、

もしかしたら、
その『想い』を、
着ていらっしゃるのかも、しれないですね ^^ 。

「久」「△」「b」?

 「すみません、
  この記号、何ですか?」
 
うさと展に行くと、よく耳にする、
この、言葉。
 
今回の、私たちのはじめての「うさと展」でも、
お客さまから、
実際、この質問を、受けました。
 
 
うさとの服には、
一着に、1枚、
白いシールが付けられていて、

そこには、このような記号が、
書かれています。
 


この写真では、3枚付けてみています

 
 
はじめてのお客さまには、
それが何を意味するものなのか、
お分かりにならなくて、当然だと思います。
 
 
というのも、
 
まず、
うさとの服には、
「タグ」が付けられています。
 
そして、そこに、
値段や、素材、染料などの情報が、記されています
(過去記事「 うさとのマーク 商品タグ 」も ご参照ください)。
 
それなのに、
それに加えて付けられた、
この、シール。
 
なので、
まず、その意味・意義が分からなくても、
当然だと思います。
 
 
加えて、
そこに記された、記号。

見慣れぬ、
その形状。

たとえば、
この写真のものだと、

僕には、
上から順番に、

 「久」
 「△」
 「b」

と、書かれているように見えます。

そんな文字が、
服に、いきなり付けられていたら、
意味が分からなくて、当然ですよね! ^^
 
 
はじめての方以外は、
もう、ご存知でしょうし、

何度も、うさと展に行かれている方、
何着も、うさと服をお持ちの方には、
もう、見慣れた、
当たり前のマークでしょうが、

でも、
こうして、改めてよく見てみると、

日本人の私たちには、
やはり、すこし、違和感のある形状ですよね ^^ 。
 
 
さて、
もったいぶる必要もありませんので、
さっそく、種明かしですが、

先の記号は、
それぞれ、

 「2」
 「4」
 「6」

という、数字です。

そして、それらは、
服の「サイズ」を表しています。

服が作られている、
タイの方が、書かれているんですね。

タイだと、
こういう風に、書くんですね!
 
 
うさとの服は、
小さい方から順に、
「2」「4」「6」「8」と、
サイズが別れています。

基本的には、
「S」「M」「L」「LL」
という認識でいいのだと、理解しています。

また、
この他にも
 「F」
という、
「フリーサイズ」もあります。

基本的には、
「F」が、もっとも余裕があり、大きいです。
 
 
また、
おなじ「2」と書かれたものでも、
「女性もの」と「男性もの」では、
そのサイズ感が違います。

また、
同じ「女性ものの2」でも、
デザインによって、
そのサイズ感は、『かなり』違います。
 
 
ですので、
うさと服を見られ、購入される場合には、

『必ず』、
試着をなさってください!

一点もので、
デザインの幅の広い、
うさと服は、

サイズは、
「着てみて、確認してみないと、分からない」
と、
思っていただいて、いいと思います。
 
 
加えて、
うさとの服は、

一点一点、
「着心地」が、違います。

サイズ感だけでなく、
生地の柔らかさ、質感、
素材の感覚、
デザインによる「当たり」、

さらには、
その服の「エネルギー」とも表される、
「着た感じ」。

それらが、
一着一着、
確実に、違います。
 
 
着てみて、袖を通してみて、
はじめて、

その服との「相性」のようなものを、
感じられます。
 
 
ですので、
うさとの服を試される場合には、

どうぞ、「必ず」、
試着をなさってください。

そして、
その服の「感触」を確かめ、
その服との「相性」を確認されてくださいね。


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2018年4月 主催うさと展のご案内

 私たちが 主催する、2回目の うさと展の 開催が、決まりました。
 以下のとおり、ご案内いたします。
 

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うさとの服展 @ 船橋市民ギャラリー(千葉県船橋市)

 期 間: 2018年4月20日(金) 〜 4月21日(土)(2日間)
 時 間: 10:00 〜 18:00
 会場名: 船橋市民ギャラリー 第2ホール
 住 所: 千葉県船橋市本町2-1-1 船橋スクエア21ビル3階
 最寄駅: 船橋駅(JR総武線)南口から、南へ徒歩7分
      京成船橋駅(京成本線)から、南へ徒歩5分
 
  ※ アクセス詳細は、このページの下部をご覧ください。


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今回も、「共催うさと展」として、
先輩の うさと展コーディネーターさんに 助けていただいての、開催です。

今回は、普段、東京・世田谷と三鷹で、うさと展を 開催していらっしゃる、
 「 W・Earth (ダブル・アース) 」 曽根田慧 さん
に、ご指導とご支援をいただきます。

曽根田さんは、とても 心細やかな、優しく 親切な お人柄で、
多くのお客さまから、慕われ、信頼されて いらっしゃいます。

私たちも、これまで、客の一人(二人? ^^ )として、
たくさん、親切にして いただいてきました。

会場では、もちろん、曽根田さんに お会いいただけます。
そちらも、どうぞ、お楽しみに。

それでは、会場で お会いできることを 楽しみにしています。
たくさんの うさと服といっしょに、お待ちしています。


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アクセス詳細 [ 船橋駅から ]

地 図


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駅を出て、南に進むと、数分で、交差点に出ます。
「本町1丁目」交差点です。


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その交差点を渡った先、右側の建物(交差点の南西)が、
「船橋スクエア21ビル」です。


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1階入り口から、中に入り、そのまま進むと、
エレベーターがあります。
3階に上がってください。

 


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エレベーターを下りて、左手に、
会場である「第2ホール」があります。


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分からない場合、道に迷われた場合は、お気軽に ご連絡ください。


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うーさんコート

その話を、はじめて聞いたのは、
GREENDOOR 野口さん からでした。

 「うーさん(うさぶろうさん)は、
  同じコートを、2枚、重ね着していて、
  外側は、黒で、
  内側は、シルバーのシルク。
  すっごく素敵なコートで、
  しかも、暖かいらしいよ」

はじめてお聞きしたときから、
興味津々でした。

うさと京都店に伺って、
そこで、コートのことが話題になったときにも、
その話が、出ました。

 「うーさんのコートは、すごいです!」

お店のスタッフ、みたにさん にも、
たしか、そう、念押しされました。

ますます、
 「見てみたい!」
との想いを、募らせていました。
 
 
今回、私たちのはじめての「うさと展」に、
うさぶろうさんが、いらしてくださったとき、

到着され、ドアを入っていらしたときには、
コートを着ていらっしゃいませんでした。

そもそも、そのときには、
 「うさぶろうさんが、いらしてくださる」
ということ、
そのことだけが、頭にあり、

 「コートを見たい」
と思っていたことは、
すっかり忘れてしまっていて、
意識が行っていなくて、

コートのこと、そのものが、
まったく、念頭にありませんでした

(ただ、でも、そのときに、
 「コートを着ていない」ことは、認識していました)。
 
 
ところが、前述のような流れで
(過去記事「 ヘンプのリバーシブルコート 」)、

うさぶろうさんとの間で、
コートに関する、やり取りがあった後、

うさぶろうさんの ほうから、
こう、おっしゃいました。

 「あなたに、コートを見せてあげましょう。
  あれ、車(の中)だっけ?
  取って来てもらえますか?」

それを聞いた、
うさぶろうさんに同行して来られた、うさとスタッフの方が、
外に出て行かれ、戻って来られるまでの間も、

それでも、僕は、
まだ、例の「うーさんコート」のことが、
頭には出て来ていませんでした。

先の、うさぶろうさんの言葉は、
しかと、耳に入って来ていましたが、

その意味するところ、内容に関しては、
さっぱり、頭に入っていませんでした。

そして、
その直後から、話題が変わって、

その場に居た、みなさんで、
別の、うさと服に関する話をして、
その話題で、盛り上がったため、

さらに、意識は、
別のことへ、行っていました。
 
 
しばらくして、
車に行かれた、スタッフの方が、戻られたとき、

そこで、はじめて、唐突に、
さきほど、うさぶろうさんが、「何をおっしゃっていた」のか、
意味が分かりました。

僕が、「見てみたい」と思っていた服が、
そこに、ありました。

それを、
「僕は」、忘れていたのに、
「うさぶろうさんが」、見せてくださいました。
 
 
それは、
噂に違わぬ、素晴らしいコートでした。
 
 

 
 
 「着させていただいて、よろしいですか?」

何も考えず、
その言葉が、口から出ていました。

本来なら、遠慮すべき、差し控えるべき、
要望だったのかもしれませんが、

無意識のうちに、
口から、その言葉が、こぼれ出ていました。

 「はい、どうぞ」

あっさりと、澱(よど)みなく、
うさぶろうさんは、おっしゃいました。

最初から、それも、想定されていたのかもしれません。

いずれにせよ、
こうして、
「見たい」と思っていた、念願のコートを、
羽織ることが、できることになりました。
 
 


(ご満悦に なっちゃってます ^^; )
 
 

 
僕が着てみたところで、
完全に「着られちゃって」ますね ^^; 。

風格、威厳、圧倒的な存在感のある、
すごい、コートでした。

でも、
うさぶろうさんが、お召しになると、

このように、
様になってます。
 
 

 
 
さすが! です。

僕もいずれ、
このコートが似合うようになりたいと、思いました。
 
 
ちなみに、
このコート、

裾が、フレアーになっていますが、
それを広げると、
360℃、広がるとのことです。

そのことを、うさぶろうさんから、お聞きして、
その端をつまんで、持ち上げてみましたが、

確かに、頭の上まで、持ち上がりました。

それって、なんと、
生地にして、14mも、使っているからなのだとか!

素晴らしく、ゴージャスな、服ですねぇ〜 ^^
 
 
さらに、ちなみに。

内側の、シルクのシルバーのコートは、
うさぶろうさんオリジナルのものらしいですが、

外側の、黒のコートは、
今期、数枚、日本に渡って来ているようです。

出会われた方は、
かなり、ラッキーですね。

うさと展では、
ぜひ、意識して、探してみられてください ^^ 。

 

ヘンプのリバーシブルコート

僕が気がついたときには、
うさぶろうさんは、もう、
そのコートを 羽織っていました。
 
 
青のコート。

リバーシブルで、

表地は、
薄く縦縞が入った、青と赤茶の色合い、

裏地(内側)は、
青茶色の横縞が斜めに入った、くっきりとした模様。

素材は、
ヘンプ100%。

細かく撚られた、細い糸が、
ぎっちりと織り込まれていて、
目の詰まった、生地。

その、色合い、柄、風合い。
豪華さ、贅沢さ、そして、存在感 …

展示会準備で、ハンガーに吊るした段階から、
意識を持って行かれる、服でした。
 
 
展示会最終日。

うさぶろうさんは、
お見えになると、いつものように、

まず、そこに居る、
お客さま、そして、関係者、全員に、
挨拶と、言葉の心配りをされ、

そして、
 「さぁ、今日は、どんな服が、来ているのかなぁ」
と、

その会場にある服を、
一通り、チェックされました。

そこから、
お客さま、ひとり一人に、

楽しく温かい言葉をかけながら、
コーディネートや、選択のアドバイスを、なさいます。

みなさん、
嬉しそうに、楽しそうに、
また、ときに驚き、納得しながら、
その、アドバイスをお聞きになり、

そして、それらも参考にされながら、
気に入った服を、購入されていました。
 
 
その場のお客さま、全員への対応が終わると、
うさぶろうさんは、
また、展示会場にある服全体を、
チェックなさっておいででした。

その間に、
そのときいらした、最後のお客さまの、会計も終わり、

まだ、お客さまは、数名、その場に残っておいででしたが、
うさぶろうさんの、アドバイスタイムは、一区切りしました。
 
  
どうやら、そのタイミングで、
あのコートを、羽織られたようでした。

気がついたときには、
そのコートを纏(まと)い、
そして、しばらく、外に出られて、
その辺りを、軽く、散歩されたようです。

戻って来られたとき、
会場には、
私たちと、うさぶろうさんと一緒に来られたスタッフなど、
内輪の関係者だけでした。
 
 
 「もう、ここは、関係者だけですか?
  じゃぁ、このコート、買います」

そう、おっしゃられて、
確か、財布を出されたんじゃなかったかと、記憶しています。

ご自分用に、購入されるとのことでした。

 「へぇ〜、そうかぁ。
  あのコートは、うさぶろうさんの元に行くんだぁ」

そのとき、
最初に頭に浮かんだ、想いです。
 
 
今回は、
僕らにとっては、はじめての主催うさと展で、

正直、開催前は、
気に入った服があれば、
お客さまよりも先に、購入してしまうつもりでした。

サポートしてくださった、すなべさんも、
 「コーディネーターさんの、特典ですものね」
と、
おっしゃってくださって、
開始前は、そんなつもりでいました。

ところが、
展示会準備で、服をハンガーに掛け、棚に並べていると、

 「いや、やはり、まず、お客さまに、お届けしよう。
  残ったものの中から、自分の分を探そう」

と、
自然、思えて来ました。

服、一着一着に触れながら、
一着一着、いろいろと考えて、飾っていくと、

 「まず、お客さまに見ていただき、触れていただき、
  そして、お客さまに、お届けしたい」

との想いが、
自然、湧いて来ていました。

会の最中に、
何度も、畳み直したり、飾り替えたりしていると、

その想いが、
深まって来ていました。

なので、
 「自分の分は、残ったものから」
 「開催中は、服に、『個人的な想い』を持たない・向けない」
と、
決めていました。

それを、
意思で、しているのではなく、
自然、そうなっていました。
 
 
なので、
うさぶろうさんが、買われるとおっしゃったとき、

ただ、
驚きというか、「そうなんだ」という想いが、
湧いて来ていました。

その時。

すかさず、間髪入れずに、
すなべさんが、口を開きました。

 「でも、そのコート、
  いたきさんが、気に入ってる … 」

その発言に、
僕が、ビックリしました。
 
 
確かに、
僕は、そのコートを、気に入っていました。
とても、気に入っていました。

とても素晴らしい、とても素敵なコートだなと、
思っていました。

それを手に取り、話題にし、
試着したことも、何度もあります。

でも、記憶している範囲では、
「買おうと思っている」とか、
言った覚えはありません。

というか、
 「買おう」「残っていたら、買おう」
とか、
はっきりとは、決めていませんでした。
想っていませんでした。

なのに、
すなべさんの口から出た、その発言。

それを聞いて、
僕が、逆に、

 「あぁ、僕、
  そんなに、気に入っているんだ。
  やっぱり、買うつもりなんだ」

と、思いました。

自分が、驚きました。
 
 
それを聞いた、うさぶろうさんは、
即座に、

 「それじゃあ、やめます」
と、
おっしゃいました。

 「いえいえ、どうぞ。」
僕も、
即座に、返します。

うさぶろうさん、
お客さまでは、ないかな?

だから、
「お客さま、優先」では、ないのかな?

でも、
「購入していただくことを、優先」と、
ただ、そう、感じていたので、

自然、
その言葉が、出ていました。
 
 
でも、
もう、うさぶろうさんは、
購入される気持ちは、無くなられたようでした。

 「それじゃぁ、僕が買って、プレゼントしましょうか?」

まぁ、冗談だったんでしょうけどね。
そうまで、おっしゃってくださいました。

いま思えば、
 「ぜひぜひ、お願いします!!」
って、
言っとけばよかったなぁ〜 ^^

でも、そうまで、おっしゃってくれて、
そのコートの購入を辞退され、

そして、購入機会を、
僕に、譲ってくださいました。

すなべさんの口を通して、
『宇宙が』、
僕に、そのコートの購入を、勧めてきました。

僕にとっては、
『うさぶろうさんが』、
そのコートを、僕が買うことを、勧めてくれました。

『僕にとっては』、
うさぶろうさんは、
そのために、来てくださいました。
 
 
 「買っていいんだよ」
 「着ていいんだよ」

宇宙が、
そのコートが、
言ってくれているようでした。

最終日が終わり、
まだ会場に、居てくれた時点で、

そのコートは、
僕の元に来てくれることが、確定しました。

いま、その子は、
僕の部屋の壁から、
僕を見つめてくれています。
 
 
以前、このブログで、
不思議な経緯(いきさつ)から、
一着の服が、僕の手元にやって来た話を書きました
(過去記事「 上賀茂神社 式年遷宮 」)。

そして、また今回、
今度は、うさぶろうさんとの間で、
同じことが、起こりました。

 「服は、作られた時から、誰のところに行くか、決まっている」
 「着るべき服には、巡り会える」

うさと展に行くと、
必ずと言っていいほど、耳にする言葉です。

前にも書きましたが、
別に、信じる必要は無いです。

それができる人は、
できるだけ多くの展示会に足を運ばれて、
できるだけ初日の、できるだけ早い時間に、行かれればいいと思います。

でも、
そうできない方も、大勢、いらっしゃいますよね。

そして、そういう方は、
どうしても、
こころに、焦りや不安が、湧いてしまいがちだと思います。

そんな方には、
ぜひ、
前回と、今回の、
僕の、具体的な事例と体験を、シェアさせていただきたいと思いました。

どうぞ、ご参考になさってください。
 
 
さて、ところで、
このコート、

最初に、どこに、着ていこうかなぁ?
 
 


 
 

 
 

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