ヘンプの「紡ぎ」

さて、
本稿から、いよいよ、ようやく ^^; 、
今回、京都で聞いてきたことを、シェアさせていただきます。
 
 
今回、お聞きして、知って、
まず、一番驚いたこと、
一番、勘違いしていたというか、決め込んでいたこと、
一番、「えっ! 知らなかった〜」ということ。

それは、

うさとのヘンプ(大麻)の ほとんどすべては、
「手紡ぎ」ではなく、「機械紡ぎ」

ということです!
 
 
もしかしたら、
これをお読みのみなさんの方は、
この事実、ご存知だったのかもしれません。

僕が勝手に、思い込んでいただけ、決め込んでいただけ、
なのかもしれません。

でも、
恥ずかしながら、僕は、今回、初めて、これを知って、
とっても、ビックリしました!
 
 
「うさと」といえば、

 「手紡ぎ」
 「草木染め」
 「手織り」

っていうイメージ、ありません?

僕の場合には「機械織り」「機械織り」と呼んでいる、
「機械紡ぎ」で「機械織り」で「無染色」の、
「綿」の布地があることは、
もちろん、認識していました。

また、(たしか)3年ほど前には、
「機械紡ぎ」で「機械織り」で「無染色」の、
「ヘンプ」も、あったことを記憶・認識していましたし、

あと、昨年は、
「機械紡ぎ」で「機械織り」で「無染色」(場合によっては染色)の、
「シルク」も、数種、出ていたりしましたよね。

だから、
「ヘンプ」でも(「シルク」でも)、
「機械紡ぎ」があることは、認識していたのですが、

でも、それらは、
『織り』も 機械のものなので、
一目で、「それ」と認識できるものばかりでしたから、

いわゆる「手織り」の、いわゆる『うさと!』な生地たちは、
てっきり、「手紡ぎ」の糸なのだと、決め込んで・思い込んでいました。
 


「うさと」って、こんなイメージですもんね!
もちろん、これは、「綿」を紡いでいる様子ですが …

 
 
ところが、
今回、教えていただいたところでは、

ヘンプは、基本的にほとんどすべて、
「機械紡ぎ」なんだそうです。

そして、
では、ヘンプの「手紡ぎ」って、どんな感じなのか、

この情報を教えてくださった、
京都に行くと、いつも、とってもお世話になっている、
スタッフの みたにさん に、
画像を提供していただきました

(みたにさん、ありがとうございました!)。

 
 
そのときに、見せていただいた 実物は、
これ以上に、もうすこし、「荒め」で、
サイザル麻の麻袋を連想させるように、
ザックリとした感じでした。

僕としては、
それはそれで、とても味のある、雰囲気のある、
素敵なものと、感じましたが、

そうかぁ、
麻は、やっぱ、硬めで、
紡ぐことが、たいへんなんですかねぇ。
 
 
今回教えていただく以前に、
勝手に、「麻も手紡ぎ」と決めつけていた、
理由(根拠)の一つとして、

日本では、ヘンプを紡ぐ機械がないから、
日本のヘンプ(精麻)は、すべて、手紡ぎ。

という情報を、
どちらかから、なんとなく、小耳に挟んだ記憶がある、
というものがあるのですが、

そして、そのときにも、
 「でも、うさとには、機械織りのヘンプも、あったよなぁ … 」
ということを、思い出した記憶もあるのですが、

まぁ、とにかく、
自己弁護のようなことは、ここで止めにして ^^; 、

うさとの服の「ヘンプ」は、
(基本的に)機械紡ぎだ、ということです。
 
 
そう言われてから、
改めて見てみれば、

そりゃぁ、そうですね!

例えば、この写真の布のような、
木目細かさ、細さ、精緻さ …

これらは、
「機械」の恩恵あって、ですよね。


それにしても、この布、美しいですよねぇ〜 ^^

 
 
というわけで、
個人的には、うさとに触れて5年目で、
初めて知ったことを、
今回は、シェアさせていただきました。


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